日焼けしやすいから、とりあえずなんか強そうなSPF50をとりあえず選ぶ。
PA++はとりあえず+が多ければ多いものほど良い。
SPFは「日焼けするまでの時間」だと思っている。
まだこんな感覚で日焼け止めを購入している方。
実は知らないうちに肌を痛めてしまっているかもしれませんよ。
しっかりSPFとPAについて理解して、白くきれいな肌を目指してみませんか?
目次
- 1 肌に悪い紫外線は実は2種類
- 2 SPFとPAって何?
- 3 SPFとPAは高いほど良い?
- 4 まとめ
肌に悪い紫外線は実は2種類
日焼け止めを購入するときに、よく見る「SPF●●」「PA++++」。
SPFとPAをちゃんと理解していますか?
SPFとPAについての話をする前に、まずは紫外線について説明します。
一見関係ないように感じるかと思いますが、
まず、紫外線には「UVA」と「UVB」の2種類あります。
UVA・・・肌へ貫通し有害な紫外線。
肌の奥深くまで到達し、シワやたるみの原因に。
UVB・・・長時間の日光浴で肌が真っ赤に焼けたり、水膨れができたり…。
このように肌が赤くなる日やけ(サンバーン)や、シミ・そばかすの原因になるのがUVB。
肌にとって悪い紫外線には2種類あることを覚えておきましょう!
SPFとPAって何?
紫外線には、2種類あるということを説明しました。
SPFとPAはそれぞれの違う紫外線を守る指標なんです。
SPF ・・・ サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略。
「UVB」の防止効果を表す目安の数値です。
PA ・・・ プロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)の略。
「UVA」の防止効果を表す目安の数値です。
でもそれぞれ、「紫外線をシャットアウトする強さ」を示しているわけではありません。
「日焼けするまでのスピード」を表しています。
紫外線が当たりだしてから日焼けしてしまうまで、おおよそ10~20分程度と言われています。
例えば、SPF30の日焼け止めを使用すると、20分 × 30 = 600分(5時間)後に日焼けをしてしまう、ということ。
つまり、SPFが高ければ高いほど日焼けするまでのスピードは遅く、SPFが低ければ低いほど日焼けするまでのスピードは速い、ということです。
PAについても大体同じです。
ただ勘違いしてほしくないのは、
日焼け止めを塗っているから紫外線を完全にシャットアウトしているわけではない
ということ。
日焼け止めは決して紫外線をシャットアウトしているわけではありません。
どんなにSPFが高くても、スピードが遅いだけで日焼けに近づいて行っているわけです。
日焼け止めを塗ろうと常に肌に紫外線の影響を受けている、ということを忘れないでください。
SPFとPAは高いほど良い?
先ほどの記載だと、SPFとPAは高ければ高いほど紫外線の影響を受けづらく肌に良い、という認識を感じたかもしれませんが、
決してそういうわけではありません。
SPF・PAが高ければ高いほど、紫外線は防ぎますが、肌にとってのダメージも大きいです。
理想はSPFが20くらいのものをこまめに塗りなおすこと!
SPF・PAが低いもの(10~30)で、「ダメージケアをしてくれる成分が含まれているもの」を選んでください。
※日焼け止めの選び方の詳細については、以下の記事を!
良い日焼け止めとは?|日焼け止めを選ぶ時の3つの基準を紹介!
まとめ
大事な3点は以下です。
・SPFは「UVB」を、PAは「UVA」を防ぐもの。
・SPF/PAは高ければ高いほど「日焼けするスピード」が遅い。
・SPF/PAが高いほど紫外線からは守るが、肌への負担は大きい
SPFとPAについてちゃんと理解できましたか?
SPF/PAが高ければ高いほど紫外線からは守るが、決してシャットアウトしているわけではない、ということに注意しましょう。
SPFとPAについてしっかりと理解し、みんながうらやむ美肌になりましょう!